連載全2回のうち第1回目
作成:讃匠 麺研究センター
前回は、お店の運営でのAI活用のお話でしたが、 今週は厨房についてです。
厨房にはソフト面以上にハード面の要素が多いので、ハードとソフトとの融合が重要な課題です。
これからの外食ビジネス、麺ビジネスにおいて避けて通れないのが、働く人々とAIの強みを活かした組み合わせのバランスです。
飲食ビジネスにおいては、お客さまと接するホールは最高レベルのサービス産業であり、厨房部分はトヨタのジャストインタイムの工場と同じような、注文をいかに早く、正確に調理をして提供するかが問われている製造工場と捉えることができます。
日本の自動車産業あるいは、製造業は先に製造部門のIT化、ロボット化を進めて、世界に先駆けて非常に成功してきたのです。
その製造部門が次に目指しているのが、販売部門、間接部門のIT化で、これもだいぶ進化しています。
そうすれば、飲食ビジネスは、今後の大きな課題として、いかにキッチンの自動化、省力化が次の時代の大きな課題になっており、最近、カンブリアで取り上げられた事例は、調理ロボットメーカーのTech Magic (https://techmagic.co.jp/)です。
飲食ビジネスで売上を伸ばし続けるお店には、必ず“熱狂的なファン”がいます。
「また来たくなる」「誰かに紹介したくなる」――それを支えるのが、感情マーケティングです。
珍しいメニューや麺・出汁へのこだわりで勝負していましたが、本場さぬきうどんの価格帯から抜け出せず、ビジネスとして成功させることはできませんでした。
一鶴の場合は、残念ながら感情マーケテイングではなく、商品力で勝負しています。
商品力での差別化が厳しい場合に、効果的なのが、次に挙げる感情マーケテイングです。
しかし、頭では分かっていても 「お客様一人ひとりに寄り添った接客」には 時間も人手もかかりすぎる…
そう感じていませんか?
そこで活躍するのが、LINEとAIです。
今回は、“あなたのために”を無理なく実現する最新の仕組みを紹介します。
リピーター作りの本質は「お得さ」よりも 「感情に寄り添った体験価値」です。
一鶴も決して、お得さでは勝負していません。
ただスタンプカードを渡すだけでは 常連さんは“濃いファン”には育ちません。
「私のことをわかってくれている」 「この店は、私に合わせてくれる」 そんな小さな感動を積み重ねた店が、 最後は勝ち残るのです。
店舗運営の課題と背景として、次のようなことが挙げられます。
だからこそ、価格競争から抜け出すために お客様との心の距離を縮めることが重要です。
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