連載全2回のうち第1回目
作成:讃匠 麺研究センター
先週は、厨房のAI化で「誰でもできる厨房革命」の話をしましたが、 今週はお客様との関係づくりにフォーカスします。
あなたは、あなた自身が熱狂的なファンになっている店はありますか。
あるいは、熱狂的なファンになっている商品はありますか。
例えば、これを食べるのは、あの店しかないというような店です。
ほとんどこのような店は地域一番店です。
私が繁盛法則して、まずお勧めしたいのは、そのジャンルでトップになることです。
私の地元、香川県には、骨付鶏「一鶴」がありますが、一鶴はまさにそのような店です。
うどん県と言われていますが、一鶴のようなうどん店はなかなか見当たらないのです。
飲食ビジネスで売上を伸ばし続けるお店には、必ず“熱狂的なファン”がいます。
「また来たくなる」「誰かに紹介したくなる」――それを支えるのが、感情マーケティングです。
珍しいメニューや麺・出汁へのこだわりで勝負していましたが、本場さぬきうどんの価格帯から抜け出せず、ビジネスとして成功させることはできませんでした。
一鶴の場合は、残念ながら感情マーケテイングではなく、商品力で勝負しています。
商品力での差別化が厳しい場合に、効果的なのが、次に挙げる感情マーケテイングです。
しかし、頭では分かっていても 「お客様一人ひとりに寄り添った接客」には 時間も人手もかかりすぎる…
そう感じていませんか?
そこで活躍するのが、LINEとAIです。
今回は、“あなたのために”を無理なく実現する最新の仕組みを紹介します。
リピーター作りの本質は「お得さ」よりも 「感情に寄り添った体験価値」です。
一鶴も決して、お得さでは勝負していません。
ただスタンプカードを渡すだけでは 常連さんは“濃いファン”には育ちません。
「私のことをわかってくれている」 「この店は、私に合わせてくれる」 そんな小さな感動を積み重ねた店が、 最後は勝ち残るのです。
店舗運営の課題と背景として、次のようなことが挙げられます。
だからこそ、価格競争から抜け出すために お客様との心の距離を縮めることが重要です。
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