こんにちは。讃匠です。いよいよ夏休みが始まりました。
この時期は、一年の中でも家族連れのお客様が最も多く来店される季節です。
以前は、うどん店の最大商戦は冬でした。しかし現在では、冷たいうどん文化の定着に加え、地球温暖化の影響もあり、多くのうどん店で8月が年間最大の売上月になっています。
つまり、夏休み商戦をどう迎えるかが、一年間の売上を左右すると言っても過言ではありません。
家族全員が満足できる店が選ばれる
家族連れのお客様は、子どもだけが満足すれば良いわけではありません。親だけでもありません。
祖父母だけでもありません。親子三代全員が満足できる店が選ばれる時代になっています。子どもは「また来たい」と思い、親は「安心して食べさせられる」と感じ、祖父母は「食べやすく美味しい」と満足する。そんな店づくりが大切です。
うどんは子どもにも高齢者にも優しい食べ物
私は、これからも世界中で麺の消費量は伸び続けると思っています。その最大の理由は、食べやすい食品だからです。高齢になると、噛む力や飲み込む力は少しずつ弱くなります。その点、うどんは咀嚼する力があまり必要なく、のど越しも良いため、高齢者にとって非常に食べやすい食品です。
実は、これは子どもにも同じことが言えます。小さなお子さんも、うどんのもちもちした食感や、つるっとしたのど越しが大好きです。つまり、うどんは、子どもから高齢者まで、親子三代が一緒に楽しめる数少ない食品なのです。
「炭水化物の塊」というイメージを変える
一方で、「うどんは炭水化物が中心だから…」という声を聞くこともあります。私は、このイメージを変えることが、これからのうどん業界にとって大切だと思っています。
うどんに、良質なたんぱく質や野菜を組み合わせれば、栄養バランスの良い一食になります。
例えば、
・冷しゃぶぶっかけうどん
・蒸し鶏と夏野菜の冷かけうどん
・焼き魚とおろしうどん
・温玉・納豆・オクラぶっかけ
・骨付鶏とうどんのセット
こうした商品は、「美味しい」だけでなく、「健康にも良い」という新しい価値を生み出します。
高たんぱくメニューは客単価も上げる
たんぱく質をしっかり加えることで、お客様は価格にも納得してくださいます。単なる「うどん一杯」ではなく、栄養バランスまで考えられた一食であれば、高付加価値商品として受け入れられます。
つまり、高たんぱくメニューは、健康価値と客単価アップを同時に実現できるのです。
世界から学ぶ高齢者メニュー
世界中で高齢化は進んでいます。日本だけではありません。ヨーロッパ、北米、韓国、台湾、シンガポールなど、多くの国が同じ課題を抱えています。
私は今後、国内だけでなく、世界中から高齢者に喜ばれるメニューを研究し、こちらのブログででご紹介していきたいと思っています。そこには、日本のうどん店が発展するヒントが数多くあるはずです。
ビーガンという新しい市場
海外では、健康志向や環境への配慮から、ビーガンメニューを求める人も増えています。昆布や椎茸、野菜を活かした出汁は、うどんの大きな強みです。
高たんぱくメニューだけでなく、植物性メニューという選択肢も用意することで、より幅広いお客様に喜んでいただけるでしょう。
とっておきの提案
「親子三代健康セット」をつくる
私は、これからのうどん店には、「親子三代健康セット」という考え方があっても面白いと思います。
例えば、
・高たんぱくうどん
・骨付鶏または焼き魚
・季節野菜
・小鉢
・デザート
こうしたセットは、子どもにも、
働き盛りの親にも、高齢者にも喜ばれます。
「家族みんなで健康になれる店」という新しいブランドづくりにもつながります。
今週の実践ポイント
ぜひ今週、
次のことを確認してみてください。
□ 家族向けセットメニューはあるか
□ 子ども向けメニューは十分か
□ 高齢者が食べやすい商品はあるか
□ 高たんぱくメニューを提案しているか
□ 健康価値をPOPで伝えているか
□ 夏限定商品を店頭でアピールしているか
まとめ
これからのうどん店は、単に「美味しいうどんを提供する店」ではなく、家族の健康を支える店になれると思っています。
子どもにも、親にも、祖父母にも喜ばれる一杯。そこに高たんぱくや野菜を組み合わせれば、うどんは「炭水化物の食事」から、「栄養バランスの取れた健康食」へ進化できます。私は、その可能性を世界中に広げていきたいと考えています。
ぜひ今年の夏は、親子三代が笑顔になれる一杯を提供していただければと思います。