いつもありがとうございます。
株式会社讃匠です。
8月も終わりに近づきました。まだ暑い日が続いていますが、朝夕には少しずつ秋の気配を感じるようになります。
私は50年以上うどん業界に携わってきましたが、この時期ほど経営者の判断力が問われる時期はありません。
夏が終わってから秋の準備を始める店と、夏が終わる前から秋を準備する店では、9月以降の売上に大きな差が生まれます。
季節は突然変わる
お客様は、ある日を境に食べたいものが変わります。
昨日まで冷たいぶっかけうどんを注文していたお客様が、少し気温が下がるだけで温かいうどんを注文されるようになります。
この変化は、経営者が考えている以上に早く訪れます。だからこそ、「まだ暑いから」ではなく、「秋はもう始まっている」という意識が必要です。
売上データが教えてくれる
前回のブログ記事では、「年計」の重要性についてお話をしました。
関連記事:お盆商戦が終わった今こそ、来年の繁盛店づくりが始まる
この時期は、ぜひ過去5年、10年の売上を見直してください。
例えば、
・冷たい商品の売上は、いつから減り始めたか。
・温かいうどんは、いつから増え始めたか。
・天ぷらやご飯物の売れ方はどう変化したか。
・曜日による違いはあるか。
こうした数字を見ることで、今年の切り替え時期も見えてきます。経営は勘ではありません。数字が次の一手を教えてくれます。
秋メニューは「少し早い」がちょうどいい
秋限定メニューを始める時期は、多くの店が迷います。
しかし私は、少し早いかなと思う時期に始めるくらいがちょうど良いと考えています。
例えば、
・きのこうどん
・月見うどん
・秋野菜の天ぷら
炊き込みご飯とのセットなど、秋を感じる商品を少しずつ加えていくことで、お客様に季節感を楽しんでいただけます。
健康提案は一年中続ける
今年のメルマガでは、高たんぱくメニューをご提案してきました。
関連記事:夏のうどんは「たんぱく質」で完成する
これは夏だけの提案ではありません。秋になれば、きのこ、鮭、鶏肉、豆腐、根菜など、秋の食材と組み合わせることで、さらに魅力的な健康メニューができます。
私は、うどんを「炭水化物」ではなく、健康を支える主食として育てていきたいと思っています。
スタッフも夏の疲れが出る頃
お盆商戦を終え、スタッフの疲れも少しずつ出てくる時期です。
だからこそ、もう一度、職場の雰囲気を見直してください。疲れているスタッフはいないか。
相談しにくい空気になっていないか。休みは取れているか。繁忙期を乗り切った仲間へ、改めて感謝を伝えることも忘れないでください。
元気なスタッフがいてこそ、元気なお店になります。
お客様との関係を深める
8月に初めて来店されたお客様とのご縁を、ここで終わらせてはいけません。
店頭で秋メニューを案内する。SNSで新商品を発信する。
LINE会員へ情報を届ける。「また来たい。」と思っていただくための発信を続けてください。
とっておきの提案
私は、この時期こそ、来年の夏へ向けたメモを残していただきたいと思います。
「氷が足りなかった。」「この商品が予想以上に売れた。」「スタッフ配置はこうすれば良かった。」
来年になると、意外に忘れてしまうものです。
今年の経験は、来年の財産です。ぜひ記録に残してください。
今日の確認ポイント
□ 過去の年計を見直したか。
□ 商品別売上を分析したか。
□ 秋メニューの準備はできているか。
□ 秋限定POPを準備したか。
□ 高たんぱくメニューを継続しているか。
□ スタッフの疲労状態を確認したか。
□ 来年へ残す改善メモを作成したか。
まとめ
私は経営者として、毎年この時期になると必ず考えていたことがあります。
それは、「今年の経験を、来年はどう生かすか。」ということです。失敗も成功も、そのままでは価値はありません。
振り返り、記録し、改善して初めて財産になります。
経営とは、昨日より今日、今日より明日へと、少しずつ進化を続けることです。夏が終わるこの時期だからこそ、ぜひ次の季節への第一歩を踏み出してください。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。