いつもありがとうございます。
株式会社讃匠です。今年のお盆商戦、本当にお疲れさまでした。
一年で最も忙しい時期を乗り切り、ほっと一息ついている頃ではないでしょうか。しかし私は、毎年この時期になると経営者の皆さまにお伝えしていることがあります。
本当の経営は、お盆が終わってから始まります。繁盛店ほど、お盆が終わるとすぐに振り返りを始めます。その振り返りが、来年のお盆商戦の成功を決めるからです。
まず最初に行うことは「反省会」
お盆期間中の出来事は、時間が経つほど忘れてしまいます。だから私は、お盆が終わったらできるだけ早く、スタッフ全員で反省会を開くことをおすすめします。
例えば、
・一番売れた商品は何だったか。
・売り切れてしまった商品はなかったか。
・お客様から褒められたことは何か。
・改善すべき点は何だったか。
・スタッフが困ったことは何だったか。
現場には、来年の繁盛につながるヒントがたくさんあります。
感覚ではなく「年計」で経営を見る
「今年は忙しかった。」「去年より良かった気がする。」このような感覚だけで経営を判断してはいけません。
私は50年以上経営を続けてきましたが、経営の答えは数字の中にあります。
そこでぜひ作っていただきたいのが、年計(年次比較表)です。毎年同じ形式で数字を並べるだけで、経営の流れが一目で分かります。
商品別売上を見ると未来が見える
私は特に、商品別の売上推移を見ていただきたいと思います。
例えば、
・冷かけうどんは昨年より伸びたか。
・ぶっかけうどんは何年間伸び続けているか。
・ざるうどんはどうか。
・天ぷらはどうか。
・高たんぱくメニューの反応はどうだったか。
一年だけでは見えないことも、五年、十年という流れで見ると、お客様の好みの変化が見えてきます。数字は、未来を予測する最高の資料です。
スタッフへ「ありがとう」を伝える
もう一つ忘れてはならないことがあります。それは、スタッフへの感謝です。社員だけではありません。パートさんも、アルバイトさんも、お盆期間は本当によく頑張ってくださいました。
だから私は、まず最初に、「ありがとう。」と伝えていただきたいと思います。そして、しっかり休養を取ってもらうことです。
疲れた身体と心では、良い仕事はできません。スタッフの健康を守ることも、経営者の大切な仕事です。
設備も一度休ませる
忙しかったのは、人だけではありません。
製麺機。茹で釜。冷蔵庫。空調設備。すべてが連続運転で頑張っています。この時期に点検や清掃を行うことで、秋以降のトラブルを未然に防ぐことができます。
設備を大切にすることは、品質を守ることにもつながります。
もう秋商戦は始まっている
お盆が終わっても、経営者は休んではいけません。頭の中は、もう秋です。秋限定メニュー。
・きのこ
・新米
・温かいうどん
・季節の天ぷら
・秋のPOP
準備を始めるのは、今です。
繁盛店は、季節が変わってから動くのではなく、季節が変わる前に準備しています。
とっておきの提案
私は毎年、お盆商戦が終わると、年計を見ながら一人で考える時間をつくっていました。
「今年、一番伸びた商品は何か。」
「逆に、毎年減り続けている商品は何か。」
「来年、もっと伸ばせる商品は何か。」
数字を眺めていると、次に何をすればよいかが自然と見えてきます。経営とは、過去を振り返ることではありません。数字から未来を読むことです。
今日の確認ポイント
□ お盆の反省会を開いたか。
□ 年計を作成・更新したか。
□ 商品別売上を分析したか。
□ 客数・客単価を前年と比較したか。
□ スタッフへ感謝を伝えたか。
□ スタッフに十分な休養を取ってもらっているか。
□ 設備の点検・清掃を行ったか。
□ 秋商戦の準備を始めているか。
まとめ
・お盆商戦の反省は、できるだけ早く行う。
・経営は感覚ではなく、年計で数字を見る。
・商品別売上の推移から未来を読む。
・スタッフをねぎらい、十分な休養を取ってもらう。
・設備も点検し、秋商戦の準備を始める。
私は50年間以上、うどん業界で経営を続けてきました。その中で学んだことがあります。繁盛店は、お盆が終わって安心する店ではありません。
お盆が終わったその日から、来年のお盆に向けて準備を始める店です。数字を見て、人を大切にし、次の季節を準備する。その積み重ねが、毎年少しずつ強い店をつくっていきます。
ぜひ今年のお盆商戦を、来年のさらなる飛躍につなげていただきたいと思います。