うどんの画像

連載全3回のうち第2回目

作成:讃匠 麺研究センター

収益の上がる可能性はあるのか、慈善事業になっていないのか-3

目次

5.お客さまの変化をどう捉えるか

コロナの危機によって、多くの外食産業は壊滅的な影響を受けました。
そして、コロナは多くの人達の価値観、行動を変えてしまったのです。
リモートワーク、リモート学習が当たり前になり、 働き方も、生き方も大きく変わろうとしています。
住むのも、都会から田舎へシフトが始まりました。 今後とも引き続き、コロナウイルスに続く新しいウイルスの感染拡大を防ぎ、 飲食ビジネスを進めていくには衛生面・健康面での対策が必要不可欠です。
しかし、日本にも、世界にもコロナ後も、 コロナ前とほぼ同じ人口の国民がいます。 そして、その人達が以前と同じように、 食べ物を食べ、着るものを着て、いろんなものを消費します。 但し、その行動が以前とは、異なってきているのです。 食べ方も、食べる物も少し変わってきます。
コロナの猛威に多くの人達は、行動を変え、 命の大切さを理解し、免疫力を高める大切さも理解したのです。 ビフォーコロナの時代の生産性は、 主にコストダウンによる生産性向上でしたが、 アフターコロナの時代の生産性向上は 付加価値向上による生産性の向上になります。 価値さえあれば、価格は高くても買ってくれるようになり、 これはインバンドで多くの外国人が日本に来て、 日本の外食の安さに驚いているので、多くの日本人が気づき始めています。
アフターコロナの時代には、地球温暖化を防ぐために、 ビーガン運動が更に盛んになり、グルテンフリー麺とか、 低糖質麺等の健康志向の麺が更に要望されるようになります。 そして、美味しくて、健康に良く、免疫力を高めるような食べ物が要求され、 添加物不使用とか、無化調が当たり前になり、 本来の食べ物のあるべき姿が求められるようになります。 また、安全な食事、免疫力を上げる食事といった、 健康に良い食事に対するニーズは、世界中で盛り上がり続けています。

6.永く繁栄する仕組み作り

永く麺ビジネスを成功に導くには、適切な時期に、 あなたが適切な役回りを演じる必要があります。

①創業間もないころは、事業を軌道に乗せるために、寝る間も惜しんでのがむしゃらの働きが重要です。

②麺ビジネスがある程度、軌道に乗ってくれば、 油断しないで、自分自身への投資で学ぶことを始めます。

③更に、軌道に乗ってくれば、 自分の分身、右腕、左腕の人財に投資します。

④人財が揃ってくれば、あなたは経営者として、 徐々に現場を離れて、本格的な経営者としての学びを深めます。

⑤この時点で、最高に効率の良いビジネスモデルを試行錯誤して作り上げます。

⑥完成したビジネスモデルの展開を始めるのです。

また、ビジネスの継承は、 あなたがビジネスを始めた時点から計画するべきです。 起業した最初の次期から次への引継ぎを考えて事業を行なうと、 事業内容も大きく変わり、 日々の行動も大きく変わっていく可能性が高いのです。 その結果、事業内容も成長期、安定期、衰退期の当たり前の状態ではなく、 企業として次の世代に生き残ることが出来る規模、 内容に作り変えることが出来るのです。

7.まとめ

今回のAIの登場は間違いなく、 インターネットの出現に相当するような時代の転換点になります。
当然、われわれはAIについて深く理解しなければいけないのですが、 もっと大切なことは、インターネットの到来と同じように、 AIを使う側か、或いは、AIに使われる側になるのか、 これにより、われわれの未来は大きく異なることになるでしょう。
そして、永く繁栄するには、企業としての大本である、 価値観、明確な使命、企業文化、コンセプトは外せないし、 出発点であり、守り続けることが大切です。
今後の世の中の大きな流れは、確実に麺ビジネスの拡大に向かっています。
この傾向が顕著なのは、特に、北米、欧州、東南アジアです。 日本でも、この流れは同様で、今後は、世界中でうどんの伸びが大きくなり、 日本では蕎麦の伸びが大きくなります。 同時に大きな変化は世界中で麺食の価格が高くなり、 それに伴い強く求められるのは、最高品質の麺のレベルです。
当社には、うどん、蕎麦、ラーメンと共に、麺の美味しさ、 品質の高さにおいてはライバル他社に負けない強みを持っています。
スープにおいても、同様で、麺学校で教えているレベルは 世界最高レベルのスープのレベルです。
ロッキー藤井は、あなたの麺ビジネスの、 一番の応援団長であり、今後もサポートし続けます。

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