連載全3回のうち第2回目
作成:讃匠 麺研究センター
人手不足に困っているあなた、今こそチャンスなのです。
日本全体、大企業も中小企業も日本全体が人手不足、
日本だけでなく、グローバルでも人手不足なのです。
本来、人手不足であれば、賃金は非常に高騰するはずです。
ところが、世界中では賃金が上がっているのに、日本ではまだそれほど賃金は上がっていないのです。
賃金が大きく上がっていない今こそがラストチャンスです。
但し、スイス、スウェーデン、ノルウェー等はすでに賃金が高騰し、
その他の国も高騰しています。
そのうち、日本も賃金が高騰する時代が到来します。
これからの人手不足時代に成功するキーワード
(1)感動の最高品質
(2)高価格
(3)高賃金
現在の世界で非常に成功している国として、
北欧、スイス,シンガポール等がありますが、
これらの国々は、いずれも世界中から非常にレベルの高いものが集まり、
高単価、高賃金の方向に向かっています。
これからの日本のひとつのモデルがこれらの成功している国々で、
これらの国々まで成功していなくてもオーストラリア、アメリカ、カナダ、
ヨーロッパ等の先進国も同様な方向性を示しています。
ですから、今こそチャンス!
新しいビジネスは苦境の中から生まれます。
人手不足は当たり前、これからはますます人手不足は厳しくなっていきます。
人手不足を前提にした経営を考えましょう。
人手不足時代にフォーカスしたビジネスの設計をしましょう。
3年後にどうなって欲しいのか?
人手不足は短時間では解決しません。
3年後にどのような店になっていたいのか?
3年後には、人手不足が解消されていなければいけない!
勤務したい人が行列になっている店を目指してはどうか!
優秀な人はどのような店に勤務したいのか?
いろいろな視点から考えてみることも大切です。
実は人手不足は1つではない多くの原因が複合的に折り重なって、
作り出し、更に難しい問題にしているのです。
またそれらの原因は麺ビジネスの特質から来ているとも考えられます。
ですからそれらの原因をすべて理解し、取り除くことにより、人手不足を相当、軽く出来る可能性があるのです。
最近、人手不足の原因として最も話題になったのは、
「団塊世代の引退」と生産年齢人口の(15歳から64歳までの働き盛りの人口)の減少です。
現在の日本の総人口はピークからほとんど減少していないのです。
ところが、生産年齢人口の大幅な減少が、
人手不足の最も大きな原因だと言われてきました。
併せて、人手不足に拍車がかかっているもう一つの大きな原因は、
宅配便の大幅な増加ともいわれています。
また、現代は、介護、医療、運送等に多くの人手が取られていることも、
人手不足になっていることも原因の一つです。
少子高齢化により、必要不可欠な仕事に対する需要が拡大しています。
結論として、これからの人手不足は、今よりはるかに厳しくなるといえます。
さまざまな方法はあると思いますが、以下の対策はどちらかと言えば、
セオリー通りの地味な対策です。
今すぐ始められる対策をいくつか紹介したいと思います。
①業務の棚卸
②付帯業務のアウトソーシング
③ITツールの活用
④女性や高齢者、海外人材の積極活用、募集方法の改善
⑤シフトの改善
① 業務の棚卸
ポイントは今抱えている業務が本当にすべきものなのかどうかを見極めます。
つまり、コア業務とノンコア業務に仕分けることが必要です。
ノンコア業務にばかり時間を割いていれば当然コア業務に手が回らず、
慢性的な長時間労働に陥ってしまいます。
そして、ノンコア業務(付帯業務)は積極的にアウトソースすることでよりコア業務に集中することが可能です。
②付帯業務のアウトソーシング
オンラインアシスタントの活用です。
オンラインアシスタントとは、在宅でインターネットを活用し、
業務サポートを行うサービスです。
秘書業務やバックオフィス業務をオンラインアシスタントに担ってもらうことで、
人件費削減・コア業務に集中できるといったメリットがあります。
また、人材派遣、代行業者を活用することも可能です。
販売に特化した派遣業者、経費精算に特化した代行業者など、
業界・業務に特化した業者を見つけましょう。
③店内のIT化
iPad等による、お客さまが直接オーダーする方法です。
ハンデイー・ターミナルによる注文取りで、
オーダーはダイレクトの厨房に飛び、清算はレジまで情報が集約されます。
これらの機器の価格の低下は著しく、IT機器の導入により、
従業員の負担が非常に軽減されます。