利益を生み出す
高品質の仕入れ麺

ロッキー藤井の繁盛支援コンテンツ

業界トップを目指す麺専門店の盛付戦略 No.8

    • 同業者はもはや参考にならないし、真似してはいけない③

    私は、モデリングする対象として常に、異業種の料理を参考にします。例えば、イタリアンとか、フレンチとか、フュージョン料理です。 
    素晴らしい盛り付けに出会ったら、まず、デジカメで画像に収め、それを自分で作ってみます。(Modeling)
    最初は、なかなか、本物のように上手く出来なかったりしますが、だんだんコツが分かり、きれいになってきます。

    そして、次に、うどん等麺料理に合わせて、改善、改良を繰り返します。(Modify)
    私の場合は、麺学校の実習最終日の盛り付けの時間に常に新しいチャレンジを行ないます。そして、最終的に、自分自身のどこにもない、オリジナル作品を作り上げていきます。(Innovation)

    異業種からの成功事例としては、つるとんたんをあげてみたいと思います。つるとんたんは元々ホテル業を主としていましたが、全くの異業種であるうどん屋をスタートしました。
    現在では18店舗ありますが、全て異なるコンセプトを持っており、どの店舗も非常にお洒落な造りで女性達の支持も高い店と言えます。
    商品であるうどんは女性の好みそうな綺麗な食器に盛り付けられるのですが、その食器が大きいというのも特徴的です。

    メニューについては普通の「かけうどん」などではなく、野菜をたっぷり使ったクリーム系のうどんや、柑橘を添えたチリマヨ、バジルマヨネーズなどといったイタリアンのパスタを思わせるような盛り付けのものが多く扱われています。
    フルーツやアイスクリームを使ったうどんメニューも出しており、他のありきたりなうどん店では考えられないようなメニューを提供している事から、イタリアンは勿論、カフェやアジアン料理も参考事例になっているのではないでしょうか。

    また、安価に思われがちなうどんを「割烹」のような上質感を出しつつ、決して高級ではない価格で提供しているのも成功している要素の一つといえるでしょう。

    異業種へと視野を広げ、イノベーションを起こして今までにない盛付を生み出していきましょう。そして、その盛付が本当に自店のコンセプトから外れていないか、お客様の真のニーズに応えられるものになっているか、問題解決する商品になっているかを再度しっかり確認する事も忘れないようにしましょう。

                                         続いてはNo9へ、、、

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    藤井 薫(ロッキー藤井)

    1948年5月、香川県坂出市生まれ。
    国立高松工業高等専門学校 機械工学科を卒業後、川崎重工株式会社にて航空機の機体設計に従事。

    その後独立し、1975年に大和製作所を創業。製麺機の開発・販売を通じて、麺業界の発展に貢献し、小型製麺機においては業界トップシェアを確立。

    1984年には麺の研究を開始し、麺研究室(ジャパンフードリサーチ)を創業。讃岐うどんの伝統製法を科学的に解析し、現代の小麦粉に適した独自製法を確立。

    1986年に株式会社讃匠を設立し、本格的にうどんの製造・販売を開始。「亀城庵」ブランドは楽天市場にてグルメ大賞を史上初の10回連続受賞するなど、高い評価を獲得。

    また、2000年にうどん学校、2004年にラーメン学校・そば学校を開校し、これまでに多数の繁盛店を輩出。「麺店の影の指南役」「行列の仕掛け人」として、テレビ・メディア出演や全国講演も多数。麺ビジネス一筋に50年以上携わる

    令和5年 秋の叙勲にて「旭日単光章」受章。